院長の井之前貴雄と申します。
麻布十番に歯科医院を構え、地域の皆様に支えられて5年が過ぎました。我々が日々大切にしていることは”繋がり”です。
患者様の悩みは何であるのか、どのような対応を求めていらっしゃるのかに心を配り、患者様が安心できる歯科診療を提供することを心がけております。
勇気を出して相談して良かった、そしてこれからも通い続けたいと思ってくださるような環境づくりを目指しています。大切なお口のこと、そして相談してみませんか。
〒106-0047 東京都港区南麻布1丁目3−7
プレール麻布仙台坂 1階
歯科衛生士DENTAL HYGIENIST
テクノロジーの発達と共に歯科治療は進歩しており、現在ではデジタル技術との融合が多く見られるようになりました。アナログからデジタルへと移行する過渡期である歯科では様々な治療法が開発され、私たちは安心で患者負担の少ない治療法を沢山の選択肢から吟味して患者さまに提供していく時代になりました。
利便性が高くなり、材料開発も目覚ましい昨今ではございますが、いかに技術が進歩しても人工物と天然歯は似て非なるものです。
人工物はあくまで天然の歯の模倣であり、天然の歯のように生体に順応することはありません。一度失った歯を入れ歯等で補ったとしても噛んだ感覚というものは以前とは異なるものに変わってしまう現実があります。
そこで、デンタルクリニック麻布仙台坂では、10年後も変わらずご自身の天然の歯でしっかりと噛めるように「予防」を何より大切にしております。
日本は「歯が痛くなったら歯科に行く」「痛みがひいたから通院をやめる」という意識の方が非常に多い印象があります。
それに対して、他の先進国では「歯科は治療費が高額なので歯科治療を受けなくていいように予防のために歯科に通う」という意見の方が多いそうです。
日本の保険制度では、皆さんが最低限の治療を受けることが出来るように自己負担金額は安く抑えられているので、何かトラブルが起こったとしても比較的安価に解決してしまうことが諸外国との意識の差を生んでいるのではないかと言われています。
日本の保険制度は一見素敵な話のように聞こえますが、それはすなわち『高品質、低価格』という意味なのでしょうか。私たちは客観的な目線で物事を捉える必要があり、制度の中身(統計データ)を分析することは非常に大切です。
実際に統計を見てみましょう。
東京医科歯科大学附属病院の調べで根管治療後に感染が再発(失敗) を起こした割合が統計としてあります。
残念ながら保険診療では、概ね50%は感染が再発(失敗)する現状があります。再発するということは、治療を受けて一時的に菌数が減りはしたものの内部では細菌が残存しており(又は隙間から細菌が新たに侵入しており)、新たに増殖を始めていたことを意味しています。再発を起こした部分は再度削りとる必要があるので、再感染を起こすと歯質は構造上弱くなり、場合によっては抜歯が必要になることもあります。
このような口腔内のトラブルを未然に防ぐ「予防」が非常に大切な柱と言えます。
デンタルクリニック麻布仙台坂では、患者さまそれぞれにいつも同じ歯科衛生士が担当制で対応する体制をとります。些細なお口の変化に気付き、患者さまの習慣や特徴に合わせたサポートを致します。
私たちの仕事にはもう一つ大切な柱があります。
それは「再発リスクの少ない精密な治療」です。
再感染を起こすと歯は確実に弱くなる方向へと向かうので、一度虫歯や歯周病といった感染症に罹患した歯は再発が起こらないように丁寧な治療が必要になります。
目には見えない程に小さな細菌は歯と詰め物の間から侵入して停滞することで新しい虫歯を作ります。写真のように目視できる隙間は歯ブラシも当たらないので細菌にとっては理想的な住処になります。こうして歯科治療がきっかけに新しい虫歯が出来てしまうことは多いのです。
私たちは大切な歯を守るために、自由診療においては高倍率のルーペ又はマイクロスコープを使用することを義務付け、精密な治療を心がけております。
マイクロスコープを使用することで再感染のリスクを軽減することが可能になります。もちろん我々の技術も非常に大切であり、この2つが上手く機能することで歯は長持ちします。
大切なお口の環境を末長く守るために、お困りのことがあればご相談ください。