『以前に根っこの治療をしたけど、また腫れてしまったよ』
『歯茎に白くプクッとしたものが出来た。口内炎かな?』
『この歯はもうダメだから抜きましょうと言われた』
そのような経験はないでしょうか。
実は、同じようなお悩みで相談にいらっしゃる方は沢山いらっしゃいます。
- 01多角的な診断
- 02精度を向上させる機器や材料を使用した丁寧な手技
この2つが治療の鍵であり、今までのお悩みを解決出来るかもしれません。今回は当院の特徴が分かりやすい2番からご説明します。
〒106-0047 東京都港区南麻布1丁目3−7
プレール麻布仙台坂 1階
『以前に根っこの治療をしたけど、また腫れてしまったよ』
『歯茎に白くプクッとしたものが出来た。口内炎かな?』
『この歯はもうダメだから抜きましょうと言われた』
そのような経験はないでしょうか。
実は、同じようなお悩みで相談にいらっしゃる方は沢山いらっしゃいます。
この2つが治療の鍵であり、今までのお悩みを解決出来るかもしれません。今回は当院の特徴が分かりやすい2番からご説明します。
マイクロスコープは日本でわずか数%しか普及しておりません。
マイクロスコープを根管治療で使用することで暗いお口の中をLEDライトで明るく照らし出し、肉眼では判別のつきづらい数ミクロンの識別を行います。見えることで治療も更に繊細に進めることが可能になります。
根管治療が必要となる[根尖性歯周炎]という病気は細菌によって生じる細菌感染症です。そして感染した歯の内部のことを感染根管といいます。感染根管からはグラム陽性菌やグラム陰性菌といった数種類の細菌が検出されます。
これらの細菌は集合体をなしてバイオフィルムとして病原性を発揮します。バイオフィルムは以前の根の治療の材料や根管の壁に付着しています。私たちの治療はこの感染した古い根の治療の材料を徹底的に除去して、根管を綺麗にしなければいけません。マイクロスコープで明るく拡大して視認することで、歯を可及的に傷つけずに感染を取り除いていきます。
これまでに使用されてきた歯科材料と比較して封鎖性が非常に高く、体にとっても為害作用の少ない材料です。根管治療のみならず、歯が割れてしまった際(破折)の修理や露髄した際に神経を残す手段(直接覆髄)として用いられることもあります。
MTAセメントは1993年にアメリカのロマリンダ大学にて発明され、以降多くの先進国にて臨床応用されてきました。2007年に日本で薬事承認がなされ、優れた材料ゆえに根管治療専門医を中心に利用されてきました。
MTAセメントの特徴
ニッケルチタン(Ni-Ti)合金の超弾性という非常にしなりのある性質をもとに出来た器具を使用して、根管内を清潔にしたり形を整えたりします。
歯の中は曲がりくねっていることが多いので、歯のもともとの形に追従して治療を進めることが可能となります。
歯の本来の形を損なうことなく治療をすると治療の効率も歯の予後も良くなります。
口腔内は非常に細菌の多い環境です。唾液にも細菌が含まれているので、治療を行う根管の中へ唾液が入らないように対策することがとても重要になってきます。様々な対策がありますが、当院は主にラバーダムを使用しております。
根管治療の際に器具で誤って舌や頬を傷つけないというメリットもあります。
まずは一番大事なのは問診になります。
患者さんが何を悩んでいて、どのような経過を辿っているのかにしっかりお聞きします。今までかかられた病気も一つの参考になる場合があります。その後に必要な各種検査を行います。デンタルX線撮影や場合によってはCT撮影は大きな判断材料になります。その他にも打診(叩いてみたり)、噛み合わせなど多くの条件から診断と予後の判断します。
マイクロスコープも診断では大切な機器です。細部まで視認出来るようになるので歯が割れてしまっていることの判別や、感染部分の取り残しの判別を行います。
現在、専門医制度が確立されている欧米の歯内療法学会では、初めての治療介入である歯か否かというポイントと、既に治療がなされた歯であれば根管の形態が人為的に壊れている歯なのかというポイントで分類分けをされて治癒の統計が出ています。
そこでは、根管の形態が壊れた歯の再治療の治癒率は50%以下の治癒率であることが統計上で示されています。これは、根管は非常に複雑な形をしている上に、人為的な不適切な介入があると、細菌の除去がより一層困難になることに由来します。
根管治療は1つの歯に対して何度も出来るものではありません。大切な歯を守るために低侵襲で且つ徹底した細菌の除去が大切になります。私たちはこれからも技術の向上に努め、適切な材料や機器を吟味して使用することによってみなさんの健康の支えになりたいと思っております。