治療が可能な方(推奨される方)
- 僅かな捻転歯
- 広範に及ぶ治療痕(何度も治療を重ねてきた歯)
- 矮小歯(生まれつき通常より小さい歯)
- 歯の形態、色調不良
〒106-0047 東京都港区南麻布1丁目3−7
プレール麻布仙台坂 1階
ラミネートベニアとは、僅か0.4mm-0.5mmのセラミックを歯の表面に接着する治療法です。
天然歯に近い色調や光沢を表現することが可能であり、経年的な変化もほとんど無いので長期的な満足度の高い治療です。
症例は限定されますが、歯を全く削らずに治療することも可能な場合があります。
歯科には、『歯を削らない』『全く新しい〇〇』など言葉巧みに患者様を勧誘する医院様もございますが、ラミネートベニア修復とはこれまで先人たちが培ってきた研究や臨床データから得られる理論に基づいた医療行為です。
歯科医師と歯科技工士の非常に高い技術を要しますが、丁寧な治療を心がけることで歯を可能な限り温存することができ、安定した噛み合わせと高い審美性を得ることが出来ます。

口腔内を型取りして出来た模型にwax(グレー色の材料)で理想的な形を彫刻します。
咬合、審美性が問題ないことを患者さまと歯科医師の双方で確認した上で治療に着手します。
「形態は機能に従う」という言葉が建築の分野にはありますが、それは生体にも当てはまります。
咬合の安定を目的とした形をすることにより、結果的に審美的にも美しく見えるものなのです。
ただし、審美は難しいもので患者さまそれぞれの「好み」という点もあります。
イメージ違いにならないように事前にワックスアップ模型を作る作業は非常に重要なステップです。

ワックスアップ模型から逆算して0.4-0.5mmだけ形を整えます。
接着歯学の研究でも明らかになっておりますが、エナメル質の範囲で歯を温存することで、歯の強度を著しく失うことなく温存することが可能です。
形が綺麗に整えば型取りを行います。
型取りから完成した模型でラミネートベニアの作製に入ります。




作製されたラミネートベニアを接着性レジンセメントという歯科用の強いセメントで接着します。
非常に薄いので「外れるのではないか?」とご心配になる方もいますが、エナメル質と非常に強く接着するので大きな衝撃を受けない限りは簡単には外れません。

「メディアに出る機会が多くなるので歯を白くしたい」
患者様の治療希望は歯の色のトーンを上げること。それもホワイトニングでは到達できない程度まで歯を白くしたいという希望でした。
天然の歯を白くする方法には薬剤を使用して歯を漂白するホワイトニングがありますが、それでは到達できない白さへの要求がございました。
また、その他の歯を観察すると、これまでの歯科治療(レジン)の周りが接着不良によって着色している歯があり、歯と歯の間には隙間もあることが分かります。
様々な審美歯科治療の良し悪しを比較検討して相談しながら今回はラミネートベニアを選択して治療をすることになりました。
光の透過が少ない素材を使用することで真っ白にすることは容易に可能ではありますが、天然歯の雰囲気は損なわれてしまい、不自然で人工的な印象を与えます。天然歯の構造は少しベージュ色で光をあまり通さない象牙質の表層に0.5-2.0mmの光を透過するエナメル質があります。したがって、光の透過が少ない素材でラミネートベニアを使用するといかにも造形物という印象を与えてしまいます。
本症例では天然のエナメルのように光を透過しながら、尚且つ白さを最大限に表現するという相反する事象を再現しております。天然の質感を損なうことなく治療を行うことで周囲の方々には自然な印象を与えます。

治療は上顎10本、下顎10本のラミネートベニア治療です。
最小限の薄さでセラミック(ラミネートベニア)を接着します。

虫歯を削って、プラスチックの材料を光で固める治療法をコンポジットレジン修復といいます。
近年ではダイレクトベニアなどの呼称で呼ばれる場合もありますが、セラミックで製作されるラミネートベニアとは違う治療法です。

すっぽりと歯を覆うタイプの被せ物。
内側はジルコニア製で硬さがあり、目に見えるところはセラミックで出来ています。
歯の3/4~全周に及ぶ虫歯や治療痕がある方はこちらの治療で対応することになります。