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歯科矯正

歯科矯正

矯正歯科は歯の位置や顎の位置に問題がある患者様に対して持続的な矯正力をかけることで咬合と審美性を回復することを目的とした治療分野です。

 

咬合と審美性も回復することで健康増進にも繋がります。また、しっかりと噛むことは生活にも活力を生むので気持ちも前向きになる可能性があります。

 

矯正力を持続的にかけることで歯が動くということは19世紀末に分かり、歯科矯正は現在でも発展を続けている歯科治療の分野です。近年ではDX化の流れもあり、マウスピース矯正が注目を集めており、インプラントアンカーと併用することにより多くの症例に対応できる時代へと変遷しています。

 

 

 

歯科矯正には様々な選択肢があります。
1.表側矯正
2.裏側矯正
3.コンビネーション(上顎:裏側、下顎:表側)
4.アライナー矯正(マウスピース矯正)

 

1.表側矯正
ブラケットをそれぞれの歯に装着して、それぞれの歯をワイヤーで繋ぎます。歯並びが凸凹している場合はワイヤーの元に戻ろうとする力で歯が動き出します。また、ワイヤーには回転の力を加えることが可能であるので三次元的に歯を移動させることが可能になり、適応症例が多いのが特徴です。

近年ではブラケットもクリアのものが多くなっているので見た目に対する配慮がなされています。

 

メリット:複雑な症例に対応可能。抜歯が必要な症例においても細かい三次元的な歯の移動により歯並びを整えることができる。
ブラケットが外れた場合は裏側矯正と比較してブラケットの再装着が簡単。
一般的に矯正治療の中では低価格である。

デメリット:ブラケット装置が見えるので治療期間中は審美的な満足度が低い。
歯の凸凹が多い患者様は歯並びが歯が並ぶに伴ってワイヤー余るので、余ったワイヤーが頬に刺さっていたいことがある。
噛む力でブラケットが取れることがある。セラミックの歯ではブラケットが脱離しやすい。

 

2.裏側矯正
歯の裏側に矯正用のワイヤーを配置することで治療期間中の審美的な要求にも対応が可能な歯科矯正です。特別な症例を除き、治療期間は表側矯正とあまり変わりません。ただし、裏からアプローチするという治療の性質上、歯科矯正が煩雑になるので一般的に費用は表側矯正と比較して高額となります。

メリット:裏側から矯正をするので治療期間中の審美的な満足度が高い。

デメリット:裏側に器具があるので発音がしにくい場合がある。口内炎ができる場合がある。
噛み込みが深い方は装置が使用できない場合もある。

 

3.コンビネーション
笑った時に多くの方は上の歯が見えます。上の歯には裏側矯正にて対応して、笑ってもあまり見えない下の歯は表側矯正をすることをコンビネーションと言います。

 

4.アライナー矯正(マウスピース矯正)
複数枚の少しずつ形が異なるアライナーを装着することで歯を動かす歯科矯正の方法をいいます。視覚的なスキャンデータを用いてコンピュータ上でシュミレーションを行うことでそれぞれのアライナーは作製されます。一日20時間以上装着することで少しずつ歯が動き、理想の咬合へと近づきます。歯磨きの際には外すことができるメリットもあるので虫歯や歯周病のリスクが軽減できるのが特徴です。

メリット:歯磨きの時には外すことができるので衛生的である。

デメリット:1日に20時間装着する必要があるので患者様の協力が重要である。
近年ではアンカーを装着することで改善できる症例も増えてはきているが、移動量が大きい症例の場合はワイヤー矯正の方が適切である場合がある。

 

歯科矯正はどこの医院を選ぶべき?

歯科矯正をどの医院で受けるのかを選ぶことはとても大切な分岐点です。

歯科矯正の認定医や専門医が在籍するいわゆる矯正専門の歯科医院で受けるのも良いかと思います。歯科矯正に関して深い知識や経験があるので、予定通りの期間で歯科矯正を終わることが出来る可能性も高いですし、仕上がりも綺麗になる可能性も高いことでしょう。

注意点は歯の動きしか見ていない可能性があるということです。歯科医院に通っているので「まさか」とは思うかもしれませんが、歯科矯正の専門の先生は虫歯や歯周病に関しては専門外であるので一切関与しないという先生もいらしゃいます。定期的にクリーニングや虫歯や歯周病の確認はできていますか?矯正が終わった頃には虫歯が沢山できていたなんてことがないようにチェックアップをしてくださる医院を選びましょう。

 

もう一つは歯科矯正の認定医や専門医でありながら総合歯科で勤務されている矯正医がいるクリニックです。実はこれが一番のお勧めです。矯正医個人としては歯科矯正に精通していながら、他のドクターが虫歯や歯周病のフォローをしっかりしてくれます。時には患者様と歯科矯正医、院長先生といった3人で総合的な治療方法のディスカッションを行う場合もあります。

患者様の中には歯並びだけではなく、虫歯や歯周病、審美障害といった複合的な問題が生じており、歯科医師同士連携が不可欠になる場合もございます。同じ施設で信頼のできる歯科医師が連携することができれば患者様の口腔内は1段階上の快適さや長持ち、満足度を得ることが出来るかもしれません。

 

写真のように、歯並びと虫歯の問題を同時にかかえる患者様の治療は歯科矯正医の治療だけでは治癒しません。また、一般歯科の先生の治療だけでも満足度の高い治療とはなりません。このように複合的な問題を抱えた患者様の治療の場合は歯科矯正専門医が勤務する総合的な治療を行える歯科医院での治療を推奨しております。

 

歯科矯正の流れ

1.初診

まずは初診時にパノラマレントゲン撮影と問診、口腔内のチェックをしましょう。

この際に虫歯や歯周病の問題から歯並び、骨格の問題までお話をします。骨格の問題が著しい場合は大学病院と連携をとりながら外科矯正を提案する場合もあります。

抜歯が必要な方や不要な方などはこの時点で判別がつきますが、精査によってその必要性が決まる場合もあります。

 

2.精査

セファロ写真撮影を行い、骨格上の問題を精査します。

セファロ写真と模型を参考にカウンセリングを行います。この際に矯正装置の種類や抜歯の有無、治療期間、注意事項の詳しい説明があります。

 

3.初期治療

虫歯や歯周病があると、矯正治療期間に深刻化する可能性があります。事実、矯正歯科学会でも歯周病が活発に進んでいる患者様に対しては歯周病の安定化を確認してから歯科矯正へと移行することが強く推奨されています。まずは初期治療といって虫歯と歯周病の細菌による問題を解決するステップが必要です。

 

4.矯正開始

初期治療によって細菌由来の問題が解決したら実際に歯を動かし始めます。治療期間は症例の程度によって異なります。

 

5,保定

治療が終了したら後戻りの防止のためにリテーナーを装着します。移動量に応じて後戻りのリスクが異なるので装着するリテーナーの種類や必要性を相談してください。

 

 

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