口臭が気になる方の5つのチェックポイント|ブログ|デンタルクリニック麻布仙台坂|麻布十番の歯医者・歯科 インプラント

電話アイコン03-3456-6411

〒106-0047 東京都港区南麻布1丁目3−7
プレール麻布仙台坂 1階

MENU
口臭が気になる方の5つのチェックポイント

口臭が気になる方の5つのチェックポイント

「口臭が気になる」ということをテーマに歯科医師が確認する口臭が発生する5つのチェックポイントをお話しします。

 

 

ご自身の口臭が気になっていたとしても、「私は口臭がしますか?」とはなかなか周りの方には確認しにくいものです。周りの方も本当のことを言うことで傷つけてしまうのでは無いかと思うとなかなか答えにくいものだと思います。

 

ご相談にいらした患者さまは、ご家族の方に口臭がすると指摘を受けて当院へいらしたそうです。

 

 

 

誰にでも生理的口臭といって、わずかに口臭はあるものです。

 

緊張したり、寝起きの時などは唾液の分泌が少なくなってしまい、口臭がしやすくなります。

 

 

 

 

一方で、病気やその他の項目で不快な臭いがすることを『病的な口臭』といい、実に90%以上がお口の問題と言われています。

 

 

 

では、口臭を発生させるお口の問題とは何があるのでしょうか。

5つのチェックポイントで解説していきます。

 

 

その1:虫歯由来の口臭

 

 

虫歯は細菌(プラーク)が歯に付着して停滞することで細菌が酸を産生し、歯が溶けてしまう疾患です。

ご飯に含まれる「糖」をむし歯菌が代謝して酸を産生します。それにより、歯が溶けてしまうのです。

 

溶けた歯は徐々に崩壊して臭いも出るようになります。そのまま放置すると、深部(歯髄)までも感染して悪臭が出るようになります。この時には激痛を伴います。私たち歯科医師は経験を重ねると虫歯独特の口臭を判別できるようになります。

 

 

大切な周りの方々に口臭のご指摘を受ける前に、予防歯科が大切にしましょう。

もし虫歯になった場合は、早期の対応をしましょう!

 

 

 

予防歯科の専門ページ

 

虫歯治療の専門ページ

 

 

 

 

 

その2:歯周病由来の口臭

 

歯周病とは、プラークが歯に付着して停滞することで細菌感染を起こし、歯ぐきの炎症や歯周組織(歯根膜や骨など)が崩壊を生じる病気です。重度となると抜歯が必要となる感染症です。

 

日本人の歯を失う原因の第一位で、実に40%以上を占めています。

 

歯周病の重度の方のお口の中には揮発性硫黄化合物という不快な臭いを発生する物質の濃度が高いことが疫学調査でも分かっています。歯周病が重度の方はもわっとした重い硫黄のような口臭がするのが特徴です。

 

歯周病は痛みを伴うことが少ないので、歯がグラグラ揺れたりと重篤化しないと患者様は気がつかないことがあります。

 

・歯がグラグラする。

・歯磨きの時に血が出る。

・歯の周りにクリーム色または黒色の塊が付いている。

・歯が長くなった気がする。

 

これらの1つでも当てはまれば、歯科医院に相談をしてみてください。

歯周病の治療は、重度になると難治性になり抜歯になることも多い病気です。早期治療で口臭も防ぎましょう。

 

歯周病の専門ページ

 

 

 

 

 

その3:不適合な被せ物、詰め物由来の口臭

 

被せ物や詰め物がピタッと適合していないと段差や隙間が出来ます。

 

その段差や隙間には歯ブラシが届かないことが多いので、細菌の塊(プラーク)が停滞しやすく口臭がするようになります。

 

 

上の写真のようにズレた被せ物のせいで段差が出来ていると数ヶ月もしないうちに虫歯になってしまいます。もちろん臭いもします。

 

 

治療はピタッとした詰め物をしなければなりません。

精度の高い詰め物(セラミック)をすることで虫歯菌の侵入を防ぐことが出来ます。

 

『ピタッとしたセラミックは細菌の繁殖を抑えるので、臭いもしません』

 

<左:治療後 右:治療前>

 

<治療後>

 

 

デンタルクリニック麻布仙台坂ではセラミックやジルコニアを扱う全ての歯科治療において、マイクロスコープを用いて虫歯の取り残しや再発を防ぐ努力をしております。

 

また、詰め物や被せ物は熟練した歯科技工士に作製を依頼することで審美的にも美しく、尚且つ虫歯になりにくいものの製作を行なっております。

 

 

 

来院された方はまさにこの状態であり、不適合補綴物がいくつかありました。

その段差の一緒に鏡で見て頂きながらチェックをして、プラークがついていることを確認しました。

 

 

 

ご家族に指摘をされてから頑張って磨くようにして、ご来院する前も磨いてきたとおっしゃっていたので驚いていましたが、不適合の被せ物は患者さんのセルフケアではブラシが届かないので、プラークの除去が出来ません。気になっている口臭も被せ物を変えないことには解決しないのです。

 

 

 

 

その4.舌苔由来の口臭

 

 

舌には乳頭といって毛のような小さい突起がいくつもありますが、それが白い苔のようなもので覆われることを舌苔といいます。

 

舌苔には細菌も付着しているので、揮発性硫黄化合物を発生するようになります。歯周病と同じようにもわっとした重い硫黄のような臭いがすることがあります。

 

 

予防歯科では舌苔のケアの仕方をご案内をしております。ご相談ください。

予防歯科の専門ページ

 

 

 

その5:全身疾患由来の口臭

鼻や喉の病気、呼吸器系の疾患、消化器系の疾患によって生じる独特の臭いがあります。

その場合は、医科の受診をご提案します。

 

 

このように5つの口臭チェックポイントがあります。

 

 

 

 

 

もう一つ、実は口臭の中には心因性の口臭というものもあります。

 

「私、口臭がしている気がするの」というように、一度気になるようになると、生理的な範囲の口臭であるにも関わらず過度に反応してしまう方もいらっしゃいます。

 

 

歯磨きも頑張っているけれども口臭が気になってしまうという方は、プライベートで関わることのない第三者として我々を利用して頂くことをオススメします。チェックをうけることで安心につながれば、問題の解決に繋がることもあります。

 

もちろん上の5つのように、問題がある場合はしっかりと対応していきましょう。

 

 

口臭の見つけ方

 

周りの方に口臭がすると指摘をされたときは上記の5つの原因がある可能性が高いのでまずは歯科医院を受診しましょう。そうすると口臭の原因が解決することでしょう。

忙しくて歯科医院へ行けない方へ簡単な口臭の見つけ方の紹介です。

フロスを使って、それぞれの歯に沿わせて擦ってみましょう。歯と歯の間に虫歯が出来ているとその部分だけ口臭がすることがあります。被せ物が不適合の場合もフロスを通してみると口臭がする場所を特定できるかもしれません。

 

 

麻布十番の歯医者 デンタルクリニック麻布仙台坂。

皆さんの健康の支えとなれますよう日々治療を行っております。

 

カテゴリー

最近の投稿

月別アーカイブ