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歯の移植(再植)

歯の移植(再植)

  • 2022年3月4日
  • 2024年1月5日
  • 症例

麻布十番の歯医者・歯科

デンタルクリニック麻布仙台坂のブログです。

 

 

 

みなさんはご存知ですか?

 

 

 

『一度抜いた歯は別のところに植えることが出来る』ということを。

 

 

 

 

不思議なお話ですが、ある条件の下でそのようなことが本当に出来てしまいます。

 

 

 

歯を抜いて、別のところに移植することを「再植」といいます。

 

 

 

 

今日はその「再植」についてお話しします。

 

 

 

皆さまは今までに「虫歯が深いので歯を抜かないといけない」と言われたことはないでしょうか。

 

 

そのような時に、歯の移植(再植)という選択肢があれば、親知らずを移植することでブリッジやインプラントを回避することが出来るかもしれません。

 

 

 

 

実際に症例でご説明致します。

 

Clinical Case

 

奥歯に大きな虫歯があり、そこに別の場所の親知らずを移植(再植)した症例です。

 

 

 

治療前は虫歯が大きく、歯が崩壊していました。

 

当院では、出来る限り歯の保存(温存)を大切にしており、抜かずに治療できる選択肢を第一選択としております。

 

 

 

しかしながら、根管治療を行なうことでなんとか残すことが出来る場合でも、予後が思わしくない場合も存在するということも現実です。

 

 

 

 

本症例では、分岐部まで 虫歯が進行しており、虫歯を取りきると歯がに穴が開いたり、歯が菲薄になることで歯が折れてしまう(破折)のリスクも非常に高くなります。

 

 

このように予後が悪いと判断される場合は抜歯を提案されることもあるのです。

 

 

 

その歯に対してどのような治療を受けるかは患者さまが意思決定することですが、今回は積極的に再植を行うことでより良い予後となったお話をしていきます。

 

 

 

それでは、左上の状態が悪い歯を抜いて、右下の親知らずを再植(移植)します。

 

 

1ヶ月ほど、安静にした後に根管治療を行います。

 

再植した歯には必ず根管治療が必要になります。

 

 

移植した歯がしっかりと体と馴染んだかどうかレントゲン撮影も行います。

 

レントゲン所見に問題がなければ3,4ヶ月後にはしっかりと噛めるようになります。

 

 

 

治療後も数ヶ月に1回チェックアップをしていますが、不快な症状などは全くなく、他の歯と同様に噛めているとのことでした。

 

 

いかがでしょうか。インプラントも非常に成熟した良い治療ではありますが、天然の歯で欠損を補填する移植も選択肢として持つことはとても良いことかと存じます。ぜひ参考になれば幸いです。

 

もちろんそうなる前の虫歯予防が一番大切です。

 

 

 

■移植のメリット、デメリット

・メリット

インプラントやブリッジ、入れ歯を回避することが出来る。

保険外診療ではあるが、インプラントより安価

 

・デメリット

外科処置が必要

 

 

 

 

⬆︎症例集⬆︎

 

 

当院のHPでは精密な根管治療を行なうことで難治性の歯を保存した症例もご紹介しております。下画像リンクから根管治療のページも併せてご覧ください。

 

デンタルクリニック麻布仙台坂

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