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前歯だけ歯科矯正したい

前歯だけ歯科矯正したい

歯並びを矯正したいという人の中には前歯だけを矯正したいという方は多いのではないでしょうか。前歯が出ていたり、ガタガタと混雑していたり患者様それぞれに前歯の歯並びについて悩みがあると思います。口元は顔の印象を大きく左右する要素であり、歯並びにコンプレックスを抱いてしまうと人付き合いに自信が持てなくなってしまう方も多いようです。

 

 

今回はそのような前歯の歯科矯正に対する治療法や考え方をご案内します。

1.歯科矯正で前歯の歯並びを治す
2.前歯だけの矯正が出来ない方もいるの?
3.「なんとなく並んでいる」と「しっかり噛めて長持ちする」の違い
4.ラミネートベニアを使用することで歯並びを治す。

 

1.歯科矯正で前歯の歯並びを治す

歯科矯正をすることで歯の位置を移動することが可能です。ワイヤーを用いた歯科矯正とマウスピースを使用した歯科矯正があります。それぞれの特徴をご理解頂いた上で治療を進めましょう。

 

歯科矯正のメリット

歯科矯正をすることで見た目が美しくなります。特に横顔は歯科矯正において大きく変化するものであり、見た目が美しくなると自信がつくという方も沢山います。また、健康においても歯科矯正の関連は大きく、全ての歯が均等にしっかりと噛むことが出来れば効率良く咀嚼するようになり消化が良くなります。また、しっかり噛むことは脳へも良い影響を与えます。歯がない方としっかりと噛めている方とではアルツハイマーに罹患する割合に差が出ることは文献でも明らかになっております。

 

歯科矯正の種類:その1

ワイヤー矯正

ブラケットという小さなレールが付いた装置をそれぞれの歯に装着します。そのレールにワイヤーを組み込み、ワイヤーが元に戻ろうとする力を利用することで歯が動くというメカニズムを利用した治療が歯科矯正です。ワイヤーを使用した歯科矯正は1900年代には確立されました。ほぼ全ての口腔内にワイヤー矯正は利用することが可能であり、複雑な歯の動きに対応可能です。当院では全てのワイヤー矯正においてセラミックブラケットを使用しており、審美的で見た目に悪影響を及ぼしにくいような配慮をしております。

 

ワイヤー矯正のメリット

複雑な歯の動きに対応可能である。
マウスピース矯正と比較して緊密に噛み合わせを構築しやすい。

 

ワイヤー矯正のデメリット

ワイヤーを装着するので見た目が気になる場合がある。
滑舌が一時的に悪くなり、口内炎が出来る場合がある。

歯科矯正の種類:その2

マウスピース矯正

クリアのマウスピースを装着して歯並びを矯正します。コンピュータ上でシュミレーションを行い、マウスピースを作製して複数のマウスピースを使用ながらパラパラ漫画のコマ送りのように歯を誘導します。現在ではアタッチメントやスクリューなどを併用することにより多くの症例に対応することが出来る時代になりましたが、一般的には大きく歯並びを変える症例には不向きとされています。

 

マウスピース矯正のメリット

歯磨きの際は着脱することが出来る。

 

マウスピース矯正のデメリット

1日20時間以上装着しなければならない。患者様の協力度に依存するので、装着を怠ってしまうと進行が遅くなることやマウスピースの再製作が必要となる場合がある。

 

ワイヤー矯正とマウスピース矯正の利点や欠点を歯科医師と相談の上で治療選択をしましょう。

 

 

2.前歯だけの矯正が出来ない方もいるの?

口元が出ており、歯並びが混雑している方を歯科矯正する場合、抜歯やIPR(わずかに歯を削ること)を行わずにそのまま歯並びを整列させると口元は更に突出します。歯科医師の技術に関係なく、必ず更に突出します。

歯科矯正は事前に診断をすることで、どのくらい口元を下げることが出来るのかを判断することが可能です。現在では歯を抜かない歯科矯正などとキャッチーな言葉で集患している医院様もおりますが、症例によっては歯を抜かずに歯科矯正を行うと審美性や機能性が大きく損なわれる場合もあるので広告に踊らされないように注意が必要です。しっかりと分析をして、術後のイメージもしっかりと伝えてくださる歯科医師をお勧めします。

 

前歯だけの矯正がオススメの歯並び
・すきっ歯
・軽度の混雑
・軽度の捻転

 

3.「なんとなく前歯が並んでいる」と「しっかりと噛めている」の違い

前歯だけが整列しているだけでは良い噛み合わせとは言えません。良い噛み合わせとは何でしょうか。簡単にいうと、全ての歯がしっかりと同時に噛み、横にギリギリしてみると犬歯が当たって他の歯が離れていく噛み合わせのことをいいます。

 

なんとなく前歯が並んでいても、他の歯が偏りのある噛み方をしていると歯周病や顎関節症に罹患しやすくなります。例えば、下の写真は前歯は並んでいるように見えますが、上下はしっかりと当たっていません。そうすると歯軋りをしてみても噛んでみても奥歯に揺さぶられる様な強い負担がかかり続けるのでトラブルが起こりやすくなります。この患者様は中心位と中心咬合位のズレ(専門的なので説明は割愛します)も大きく歯周病の部位へ噛み合わせが悪い影響を及ぼしていました。

このように、見た目がなんとなく並んでいるだけではしっかりとした歯科矯正とは言えません。全ての歯が満遍なく噛めるように歯を配列することで見た目も綺麗で長期的に虫歯や歯周病、顎関節症のトラブルが少なくなるのです。

 

 

 

4.ラミネートベニアをすることで歯並びを改善する。

僅かなすきっ歯や捻転がある歯並びの場合はラミネートベニアを利用することで歯並びが改善します。ラミネートベニとは歯に薄いセラミックを接着する審美歯科の治療方法です。すきっ歯の症例の場合は歯を全く削ることなく歯並びを改善することも可能な場合があります。

天然歯を削らないという考え方が基本となるので、歯並び改善の第一選択は歯科矯正であると私は考えています。元々、治療の跡がある場合や虫歯がある場合はこのようにラミネートベニアを使用することで歯並びを解決する場合もあります。似たような考え方にダイレクトボンディングという方法もあります。ダイレクトボンディングはセラミックではなく、レジン(プラスチック)を歯に貼り付ける治療法です。

 

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