〒106-0047 東京都港区南麻布1丁目3−7
プレール麻布仙台坂 1階
東京都港区麻布の歯科医院「デンタルクリニック麻布仙台坂」のブログです。
「歯を綺麗にしたい」
本日は、歯を綺麗にする『審美歯科治療』を症例ご紹介という形式でご案内します。
見て下さる方のお悩解決へ少しでも参考になれば幸いです。
Case.1
『ジルコニアセラミッククラウン』
お悩み:他院で作製した被せ物を作り変えたい。
前歯6本を他院にて被せ物にした患者さま。
人工的な形や色にご不満があり、当院で相談をお受けすることになりました。
歯茎の位置や歯のサイズには大きな問題は無いので、被せ物をやり変えるのみの治療にて対応しております。
当院では、噛み合わせや虫歯、歯周病など多くの問題が複合的に起こる複雑な症例の場合では必要性に応じて「精密検査」をご提案する場合があります。
⬇︎精密検査のページ⬇︎
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step1.仮歯作成
まずは事前に仮歯を準備して、被せ物を外すことで治療が始まります。
仮歯の時点で審美的な評価や噛み合わせをしっかりと確認します。
問題なければセラミックの型とりに移ります。
step2.形成、型取り
セラミックと重ね合わせをするとこのような感じです。
目には見えない内部の構造も実はとても大切なのです。
歯を削りすぎると被せ物が脱離しやすくなりますし、十分な厚みを確保できないと天然の歯のような自然なテクスチャー(表面の質感)や透明感のある色調は作り出すことは出来ません。
<治療後>
少しだけ丸みを帯びて白く明るい歯にすると華やかで優しい印象に。
角ばった歯にすると力強い印象に。
審美に関するお悩みは何でもお聞かせください。
*院長からの願い*
沢山の歯科医院と比較してみて下さい。
そして、ご自身が大切だと思う判断基準を忘れないで頂きたいと考えております。
「費用重視」なのか、「質重視」なのか。
価格を抑えたセラミックは日本中の医院様で沢山あります。
しかしながら、治療後にご不満を抱くケースも多くあるのが実情です。
当院は「とにかく安く」を目指しているクリニックではございません。
作製にあたって我々は時間や材料を妥協せず、「質」を大切にしております。
オートメーション化が進む現代でも、歯科治療は常にオーダーメイドです。
2020年の現代では、コンピューター技術は熟達した職人の技術には遠く及びません。
もちろん、コンピューターを最大限に利用して職人の厳しい目での確認調整は大切であり、上手な付き合い方も大切です。
我々が目指しているものは短期的な幸せではなく、10年後も満足して頂けるような物作りです。
当院の治療に少しでも共感して頂けますと幸いです。
***********
Case.2
『セラミックインレー』
お悩み:神経取りたくない
この患者さまは歯科助手の方で、他院で神経をとる必要があるほどの虫歯があると診断を受け、当院へセカンドオピニオン来院となりました。
「神経を取るほどに大きい虫歯」というトピックでもご興味を持って頂ける内容かと思いますので、気になる方はこちらのブログもご覧ください。
⬇︎ブログへリンク⬇︎
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さて、症例に戻ります。
step1.虫歯の除去
マイクロスコープを使用しながら虫歯を全て取り除きます。本症例ではMTAセメントという歯髄(神経)を温存する治療も選択しています。
step2.形成、型取り
虫歯を全て取りきった後はプラスチックの材料で裏打ちを作ります。
その後、セラミックに適した形で形成して型を取ります。
ご自身の『健全な歯』は殆ど削らず、虫歯に犯された『感染歯質』のみを除去してセラミックのインレー(詰め物)を装着しました。
*見て頂きたいポイント*
治療後のセラミックと歯の間に段差や隙間がないのが大切なポイントです。
虫歯菌は目に見えないほどに小さな細菌です。少しでも段差や隙間があると歯ブラシが届かずに虫歯になってしまいます。
⬆︎悪い例⬆︎
見た目も大切ですが、虫歯になりにくい環境を作ることを大切にしています。
Case.3
『ダイレクトボンディング』
お悩み:銀歯をやり変えたい
シンプルな症例ですが、悩んでいらっしゃる方は沢山います。
ダイレクトボンディングといい、プラスチックの材料で歯の形を整形する治療です。特に審美的な目的のみで前歯にこの方法を行うことをメディアではダイレクトベニアと言っているようです。
自然な歯の凹凸を表現することで、審美性が高くなるだけでなく食渣(食べかす)も停滞しにくくなります。
Case.4
『矯正治療』
お悩み:前歯が噛み合っていない
歯の位置に問題があるので、矯正治療が必要になります。
このような症例において、セラミックを使った治療を行い短期で解決しようとすると非常に長い歯になってしまい、ご不満に繋がってしまいます。
当院では、ワイヤーを使ったワイヤー矯正やインビザラインを使ったマウスピース矯正を行なっております。(症例によっては併用する場合もあります)
Case.5
『ホワイトニング』
お悩み:歯の色を明るくしたい。
治療をしたことがない歯にはホワイトニングがオススメしております。
オフィスホワイトニングでは歯面に過酸化水素のジェルを塗布して、光照射を行います。
この患者さまは人生初のホワイトニングということでした。
オフィスホワイトニングでは、2トーンほど明るくなります。定期的にホワイトニングを継続することによりどんどん明るい白さへと変わっていくことも可能です。
おうちで行うホームホワイトニングというものもあります。
当院では、アメリカから『Opalescence 35%』というホワイトニング薬剤を輸入しております。
日本では販売されておらず、歯科医師のしっかりとした注意事項の説明、そして患者さまの御同意を得て使用できる薬剤です。
Opalescence 35%は過酸化尿素濃度が35%で非常に高濃度であるので、即効性があり高いホワイトニング効果を期待できます。
使用時間は30分。と短い時間で終了するのも特徴です。
しっかりとした白さを求める審美的要求度の高い患者さまにオススメです。
*重度虫歯、知覚過敏がある患者さまには利用できない場合もあります。
case.6
『ウォーキングブリーチ』
(インターナルブリーチ)
お悩み:一本だけ歯が暗い
転んで左上の前歯を強打してしまった患者さまです。
強い衝撃を受けると血流が途絶え、色調が暗くなる場合があります。根管治療を行った後にウォーキングブリーチを行うと暗い色調が明るくなります。
根管治療を行った後にホワイトニングの薬剤を歯の内部に填入します。
上の写真が治療後です。隣の歯と殆ど同じ明るさまで色調改善することが出来ました。受傷後の治療が早ければ早いほど綺麗に色が戻る傾向があります。
歯を無駄に削ることがないという点も特徴の審美歯科治療です。
case.7
『ラミネートベニア 』
[⬆︎治療前⬆︎]
お悩み:前歯の隙間が開いていて気になる。歯の色も気になる。
このように歯自体に虫歯などの問題は無く、形や色が気になっている際にはラミネートベニア という歯を綺麗にする方法があります。
[⬆︎治療後⬆︎]
歯の表面をわずか0.5mmだけ削合して、そこにセラミックを装着する方法をラミネートベニア と言います。
症例によっては、歯を一切削らずにセラミックを装着することが可能な場合もあります。
絵を描いてご紹介します。
この歯の形や色が気になっているとします。
表層の0.5mmだけ歯を削り、型取りとします。
学術上も歯の表面を削るだけでは構造上、歯が弱くなるということはありません。ただし、隣り合う歯と歯が当たるところ(コンタクト)を超えて削合すると幾分弱くなると言われています。
このようにきちんと歯の構造上の性質まで理解している医院でラミネートベニア を行うことをオススメします。
型取りしたセラミックを装着します。表層のエナメル質に特別な処置を行なって装着するので外れることはありません。
(ただし、噛み合わせや症例によっては割れる可能性もあります。リスクの高い方には事前に十分ご理解頂き、治療の可否を相談します)
いかがでしょうか。
審美に関わる問題は沢山あり、これだけでは全てお話出来ておりません。
歯茎の問題なのか、骨格の問題なのか歯の問題なのか、治療は多岐に渡ります。
一番大切なことはお話をしっかり聞いて、お悩みが何なのか、その原因は何なのかを分析する『診断』です。
様々なアプローチをご提案いたします。
そして、我々は10年後も20年後も相談して良かった、治療して良かったと患者さま思えるような環境づくり、自己研鑽をして参ります。
お困りのことはご相談ください。
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