〒106-0047 東京都港区南麻布1丁目3−7
プレール麻布仙台坂 1階
「歯磨きだけでは不十分なの?」
「デンタルフロスを使ったほうがいい?」
「フロスは種類が多くて、どれを選べばいいかわからない」
このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
歯ブラシだけでは、歯と歯の間に付着したプラーク(歯垢)を十分に落とすことが難しい場合があります。
そこで活用したいのがデンタルフロスです。
デンタルフロスを使うことで、歯ブラシが届きにくい歯と歯の間や、歯と歯ぐきの境目を清掃することができます。
ただし、フロスにはさまざまな種類があり、歯と歯の間の状態によって適したものも異なります。
このブログでは、当院歯科衛生士が、デンタルフロスの種類や選び方、正しい使い方に加えて、当院でもご案内しているフロスについてご紹介します。
デンタルフロスとは、細い繊維を束ねた糸状の清掃用具です。
歯ブラシでは届きにくい歯と歯の間のプラークや食べかすを取り除くために使用します。
特に歯と歯の間が狭い方や、歯間ブラシが入らない部分の清掃に適しています。
歯磨きだけで終わらせるのではなく、必要に応じてデンタルフロスを取り入れることで、より丁寧な口腔ケアにつながります。
歯ブラシの毛先は、歯と歯の間の細かい隙間には十分に入り込めないことがあります。
そのため、歯ブラシだけでは、全体の60%程度しか磨けていないと言われており、歯の表面はきれいに磨けていても、歯と歯の間にはプラークが残っていることがあります。
歯と歯の間を清掃する方法として、デンタルフロスや歯間ブラシがあります。
どちらを使用するかは、歯と歯の間の広さや歯ぐきの状態などによって異なります。
「フロスと歯間ブラシ、どちらが自分に合っているかわからない」という方は、歯科医院で相談してみましょう。
歯と歯の間は、むし歯ができやすい場所のひとつです。
歯間部にプラークが残ったままになると、細菌が酸を作り出し、歯の表面が溶かされることでむし歯につながることがあります。
特に、歯と歯の間にできる「隣接面う蝕」は、自分では気づきにくいこともあります。
毎日のブラッシングに加えてフロスを使用し、歯と歯の間のプラークを取り除くことが、むし歯予防のための大切な習慣になります。
歯と歯の間にプラークが蓄積すると、歯ぐきに炎症が起こり、歯肉炎や歯周病につながることがあります。
歯周病では、歯ぐきの腫れや出血だけでなく、進行すると歯を支えている骨にも影響することがあります。
そのため、歯ブラシだけではなく、歯間部までしっかり清掃することが大切です。
特に歯ぐきから出血する場合は、「フロスを使わないほうがいい」のではなく、プラークが残っていることで歯ぐきに炎症が起きている可能性があります。
ただし、強い痛みや腫れ、出血が続く場合には、自己判断せず歯科医院で確認してもらいましょう。
デンタルフロスには、糸の素材や形状によってさまざまな種類があります。
ここでは、当院でもご案内しているフロスをご紹介します。
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フロアフロスは、歯と歯の間に入りやすく、歯ぐきの中に入り込んだプラークも絡め取ることを目的としたフロスです。
384本の細い繊維を束ねたタイプで、唾液に触れることで繊維が広がる特徴があります。
歯と歯の間に通した後、歯の側面に沿わせながら動かすことで、歯間部のプラークを清掃します。
フロアフロス セイビングは、通常のフロスでは通しにくい場所のケアに適した、スレッダー(糸通し)付きのデンタルフロスです。

セイビングフロスの構造
歯周病予防のためにつくられた「フロアフロス」と同じ384本の繊維を使用しており、フロス部分は唾液や摩擦によってふわっと広がるのが特徴です。
ワックス量を抑えているため、やわらかく、歯ぐきにも配慮した設計になっています。
先端には適度な硬さのスレッダーが付いているため、矯正装置の周囲やブリッジの下、インプラント周辺など、通常のフロスを通しにくい場所にもスッと通すことができます。

セイビングフロスの使用方法の例
特に、「フロスを使いたいけれど、矯正装置やブリッジが邪魔でうまく通せない」という方におすすめのフロスです。
ルシェロのワックスタイプフロスは、フロスの表面にワックスが施されたタイプです。
歯と歯の間に通しやすく、フロスを初めて使う方にも取り入れやすいタイプです。
歯と歯の間に引っかかりやすい方や、フロスをスムーズに通したい方にも向いています。
フロスは「どの商品が一番優れているか」ではなく、ご自身のお口の状態や使いやすさに合ったものを選ぶことが大切です。
ただし、歯と歯の間の状態によっては、フロスよりも歯間ブラシが適している場合もあります。
「自分にはどのフロスが合っている?」と迷ったら、歯科衛生士に相談することをおすすめします。
フロスは、ただ歯と歯の間に通すだけではありません。
歯の側面に沿わせて、歯と歯の間のプラークをこすり取ることがポイントです。

【適切な長さ】
上の写真のように、指で持ち、肘までの長さほどで、全部の歯の間を通すことができます。

【フロスの巻き方】
フロスは、中指に巻きつけ、人差し指で支えるようにして持ちます。
フロスを勢いよく入れると、歯ぐきを傷つけることがあります。
歯と歯の接触点を通すときは、前後に小さく動かしながら、ゆっくり入れましょう。

ここが重要なポイントです。
フロスを歯と歯の間に通したら、片方の歯の側面に沿わせて、歯ぐきのラインまで入れます。
その後、歯の側面を上下に動かしてプラークを取り除きます。
反対側の歯も同じように清掃しましょう。
フロスを勢いよく上下に動かしたり、強く押し込んだりしないようにしましょう。
歯ぐきに沿わせながら、やさしく清掃することがポイントです。
フロスを使い始めたときに、歯ぐきから出血することがあります。
歯ぐきに炎症がある場合、プラークが残っている部分を清掃すると出血することがあります。
ただし、出血が続く場合や歯ぐきの腫れ・痛みなどがある場合は、歯周病などの可能性もあるため、一度歯科医院で確認してもらいましょう。
また、フロスを強く入れすぎるなど、使い方によって歯ぐきを傷つけている場合もあります。
フロスは、一度使ったら終わりではなく、毎日の習慣として継続することが大切です。
そのため、毎日のセルフケアに取り入れることをおすすめします。
特に就寝前の歯磨きと一緒に行うことで、歯ブラシでは届きにくい歯と歯の間まで清掃する習慣を作りやすくなります。
最初から完璧に行おうとせず、まずは毎日の習慣として続けることを意識しましょう。
「フロスと歯間ブラシはどちらを使えばいいの?」という質問をよくいただきます。
基本的には、歯と歯の間の広さによって使い分けます。
歯間が狭く、歯間ブラシが入らない部分にはフロスが適しています。
一方、歯周病などによって歯ぐきが下がり、歯と歯の間に隙間がある場合は、歯間ブラシが適していることがあります。
また、部分によって隙間の大きさが異なる場合は、フロスと歯間ブラシを使い分けることもあります。
デンタルフロスは、種類によって使い心地や特徴が異なります。
さらに、お口の状態によって適した清掃用具も変わります。
当院では、患者様のお口の状態を確認したうえで、一人ひとりに合わせた「セルフケア処方箋」を作成しています。
必要な歯ブラシや歯磨剤、フロス、歯間ブラシなどを選び、ご自宅で何を使えばよいのかがわかるよう、紙にまとめてお渡ししています。
「フロスを使ったほうがいい?」
「どのフロスを選べばいい?」
「フロスを使うと歯ぐきから血が出る」
など、セルフケアについてのお悩みもお気軽にご相談ください。
デンタルフロスは、歯ブラシだけでは清掃しにくい歯と歯の間のプラークを取り除くために役立つセルフケア用品です。
ポイントは、
ことです。
フロスにはさまざまな種類がありますが、大切なのは「自分のお口に合ったものを正しく使うこと」です。
歯ブラシだけではなく、フロスや歯間ブラシなどを上手に組み合わせて、毎日のセルフケアを充実させましょう。
デンタルクリニック麻布仙台坂
歯科衛生士 山崎