〒106-0047 東京都港区南麻布1丁目3−7
プレール麻布仙台坂 1階
毎日使う「歯磨剤(歯磨き粉)」ですが、ドラッグストアなどにはたくさんの商品が並んでいるため、
「どの歯磨き粉を選べばいいの?」
「フッ素が入っていれば何でもいい?」
「虫歯予防と歯周病予防、どちらを優先したらいい?」
「歯の着色が気になる場合は?」
と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
実は、歯磨剤はお口の状態や目的に合わせて選ぶことが大切です。
当院では、患者様のお口の状態に合わせて、歯科医院専売の歯磨剤をご提案しています。
今回は、当院で取り扱っている
について、それぞれの特徴とおすすめの方をご紹介します。
歯磨剤には、虫歯予防、歯周病予防、着色汚れの除去、知覚過敏への配慮など、さまざまな目的を持った商品があります。
そのため、「一番良い歯磨き粉」を選ぶというより、
「自分のお口の状態に合った歯磨剤を選ぶ」
ことが大切です。
例えば、
など、目的によっておすすめの歯磨剤は変わります。
また、歯磨剤だけで虫歯や歯周病を完全に予防できるわけではありません。
歯ブラシの当て方・歯間ブラシやフロスの使用・食生活・定期的な歯科医院でのメインテナンスなどを組み合わせることが大切です。

3Mのクリンプロは、フッ化物に加えてカルシウムとリン酸を配合した歯磨剤です。
クリンプロ F1450では、フッ化ナトリウム1450ppmと、3M独自のfTCPテクノロジーによってカルシウム・リン酸を配合しています。
再石灰化に着目した設計で、虫歯予防を積極的に行いたい方に適しています。

「歯を白くしたい」という方に人気なのが、ルシェロ ホワイトプレミアムです。
ルシェロ ホワイトプレミアムは、歯そのものを漂白する歯磨剤ではなく、歯の表面に付着したステイン(着色汚れ)を落としやすくする歯磨剤です。
弱アルカリ性のペーストで着色汚れを浮かせ、高濃度に配合された「Lime粒子®」でステインをやさしく落とします。
また、「ポリエチレングリコール(PEG)400」がタバコのヤニの除去をサポートします。
「モノフルオロリン酸ナトリウム1450ppmF」も配合されているため、むし歯の発生と進行を予防することができます。
また、知覚過敏症状を予防する「乳酸アルミニウム」の2つの薬用成分で歯を守ります。
ただし、歯磨剤だけで歯本来の色以上に白くすることはできません。
「歯の色そのものを白くしたい」という場合は、ホワイトニングなど別の方法が必要になります。
また、強い力でゴシゴシ磨くのではなく、軽い力で丁寧にブラッシングすることも大切です。

ジェルコートFは、フッ素1450ppmFを配合したジェルタイプの歯磨剤です。
発泡剤・研磨剤を配合していないため、泡立ちが少なく、歯面を確認しながら丁寧に磨きやすいことが特徴です。
また、フッ化ナトリウムに加えて、塩酸クロルヘキシジンやβ-グリチルレチン酸などを配合しています。
ジェルタイプなので、歯と歯の間や歯肉との境目にも行き渡らせながら磨くことができます。
なお、1450ppmFの高濃度フッ素配合のため、6歳未満のお子様には使用しないでください。
また、クロルヘキシジンアレルギーがある方は使用を控える必要があります。

インプラント治療を受けた方には、インプラント周囲のプラークコントロールが非常に重要です。
ジェルコートIPは、インプラント専用の歯磨きジェルとして設計されています。
発泡剤・研磨剤を配合しておらず、塩酸クロルヘキシジン、β-グリチルレチン酸、酢酸トコフェロールなどを配合しています。
ジェルコートIPはフッ素無配合で、インプラントのケアを目的とした設計になっています。
インプラントが入っている方でも、お口の中には天然歯が残っていることが多いため、使用する歯磨剤については、インプラントの状態だけでなく天然歯の虫歯リスクなども考慮して選ぶことが大切です。

「歯磨きすると歯ぐきから血が出る」
「歯ぐきが腫れている」
「歯肉が下がってきた気がする」
このような方には、リペリオがおすすめです。
リペリオは、歯肉のケアに着目した歯磨剤です。
塩化ナトリウムやOIM加水分解コンキオリンなどを配合し、歯肉のケアをサポートします。
線維芽細胞はコラーゲンとエラスチンを増殖し、歯肉にハリと弾力を与えます。
OIM加水分解コンキオリンは線維芽細胞を活性化し、健康な歯肉に導く効果があります。
また、発泡剤を配合していないため、泡立ちを気にせず丁寧にブラッシングできます。
特に、歯と歯肉の境目を意識してブラッシングすることがポイントです。
ただし、歯肉の出血や腫れが続く場合は、歯磨剤だけで改善しようとせず、歯科医院で歯周病の検査を受けることをおすすめします。

お子様の歯磨剤選びで大切なのが、年齢に合ったフッ化物濃度と使用量です。
Check-Up kodomoは、乳幼児期からのお子様の虫歯予防を目的とした歯磨剤です。
「フッ素高滞留処方」によりフッ化物が口腔内にとどまりやすく、低発泡・低香味・低研磨の設計になっています。
当院で取り扱っているCheck-Up kodomoには、
があります。
年齢だけでなく、虫歯のリスクやうがいができるかどうかなどによっても適切な使用方法は変わります。
お子様の歯磨剤について迷った場合は、歯科医師・歯科衛生士にご相談ください。
今回ご紹介した歯磨剤を、目的別にまとめると以下のようになります。
ここまで読んでも、「自分にはどれが合っているのか分からない」という方もいらっしゃると思います。
歯磨剤は、単純に「高いもの」「人気の商品」を選べばよいわけではありません。
虫歯のリスク、歯周病の状態、着色の程度、知覚過敏、インプラントの有無、年齢、普段のブラッシング方法などを考慮して選ぶことが大切です。
また、同じ歯磨剤でも、使い方によって効果は変わります。
当院では、歯科衛生士が患者様のお口の状態を確認したうえで、セルフケア処方箋をお渡ししております。
歯ブラシ・歯間ブラシ・デンタルフロスなどのセルフケア用品と合わせて、一人ひとりに合ったケア方法をご提案しています。
「今使っている歯磨き粉が自分に合っているか知りたい」
「虫歯と歯周病、どちらを優先したらいい?」
「着色が気になるけれど、歯を傷つけたくない」
「インプラントのケア用品を見直したい」
という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
毎日の歯磨きを「なんとなくする習慣」から、自分の歯を守るためのセルフケアへ変えていきましょう。
デンタルクリニック麻布仙台坂
歯科衛生士 山崎